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客はいつも我侭だ
P.S.PSPよりトラックバック。
ローグギャラクシーフライングゲット。

TBしといて申し訳ないんですが、ローグギャラクシー全く興味ないんです。ゴメンナサイ。
じゃあ、何についての話かというと「ゲームの過保護」について。
まずは元記事さんをお読みください。



いやー、ゲーム作るのってホント難しいんだろうなぁと思う。

僕はレトロゲーム好きなんで、自然とレゲーの話題が多いところへ出入りするんだけど
そういうとこでは「最近のゲームはついていけない」という発言をよく見ると同時に
「最近のゲームはヌルすぎる」という意見にもたびたび遭遇します。
で、そういうのを見ると僕は「いや、それは単に懐古だろ」と思うんですが
そのへんの議論って最終的には「好み」のひと言で終わっちゃうんですよね。

つまり、キツいゲームが好きなひとはキツいゲームをやればいい。
ヌルいゲームが好きなひとはヌルいゲームをやればいい。
自分が掴んだゲームがそれに合わなかったら、残念でした、ということ。

ただねぇ、もう僕もだいぶゲーマー暦が長くなったんで言わせてもらうとね、
最近のゲームには「頑張って壁を越えた時の達成感」を味わわせてくれるものが
非常に少ないと思いますよ。好みとか置いておいて。
それを「高難易度=締めつけ」だと制作側が解釈しているせいだと思うんだけど、
そうじゃないんだよな。ゲームの(少なくとも黎明期の)楽しみってソコだったじゃん。

で、じゃあその「締めつけ」を緩くして何をさせるかというと、
製作者側のエゴみたいな、ひけらかしみたいな、キラキラした何やかやなワケで。
それはゲームによって、美麗なムービーだったり複雑なストーリーだったりする。
そのために難易度は下がるけど自由度もなくなるんだよね。
それこそ締めつけだと思うのは僕だけでしょうかね?

元記事さんにも

 「お前は掌の上で踊ってればいいんだ」と言われた気がする。

という表現がありますが、まさにこの通り。
製作者が遊び場を提供するという考え方なら、
今のゲームは、綺麗に飾り付けられて面白い遊具がいくつもある公園。
昔のゲームは、独特な道具がいくつか用意されただけの砂場、なんだろうな。

 そろそろゲーム業界はバカを突き放す準備をすべき。

という発言に激しく頷く僕がいました。
ショウを観たかったら、映画観るよ。ゲームならではの楽しみを味わわせて欲しい。



ただね、
僕が最近「楽しいゲームだコレ!」と思えた数少ないゲームの中のひとつに
「MONSTER HUNTER」があるんですが、
これはその独自性のために「続編が難しい」ゲームになっちゃってる気がしましたね。

キャラクターじゃなくてプレイヤーのテクニックがグイグイ上達していって、
全く歯が立たなかった敵を簡単にあしらうことができるようになる、というのが
すごく楽しかったんだけど、
そのテクニックを継承している以上、次回作では「上達の楽しさ」は味わえないよね。
贅沢だっていうのはわかってるんだけど……でもね。
「MONSTER HUNTER PORTABLE」をプレイしながら、そんなことを考えていました。

いやほんと、ゲーム作るのって難しいんだろうな。うん。
by tanglewire | 2005-12-14 16:47 | offline game
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