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電車男と名もなき人々(その2)
昨日の「電車男」の話の続きです。

そういえば、件の漫画版「電車男」ですが、青年漫画雑誌3誌で連載、女性漫画雑誌1誌で読み切りが決定済らしいんですが、その中で僕が一番期待していたヤングサンデー版「電車男」が今日発売号から連載でした。漫画は原秀則。
個人的に、彼ならきちんと描いてくれそうだと思っていたんですが、やはり不安を感じさせない安定したクオリティでした。キャラクターデザインにも違和感はなかったです。
今のところ、原作(書籍版)に忠実に進んでいる感じで、きちんと2ちゃんねらーの書き込みも入れてくれています。これで、書籍版に入らなかった書き込みなんかも補完してくれたら神なんだけどなー。今後を見守ります。

昨日の話で、僕が最終的に言いたかったのは、「電車男を書籍にするなら、きちんと読み手側に2ちゃんねるの情報を与えて欲しい。少なくとも、『ノンフィクション』と謳うのはやめて欲しい」ということでした。
つまりね、何が腹が立つかって、2ちゃんねるで書き込まれていることが本当に起こったことかどうかなんて誰にもわからないわけですよ。それをノンフィクションとして売り出すなんて、詐欺もいいとこです。確かに編集の方は2ちゃんねる管理人・ひろゆき氏と、電車男本人だと名乗る方のふたりに会っています。このふたりがいるのなら、本人かどうか確認することは可能でしょう。ただ、エルメス本人とは会っていない。つまり電車男の創作だという可能性が残っているんです。
創作なら創作で僕は構わないと思います。でもそれをノンフィクションとして世に出すのは、消費者に不誠実だと思いませんか?

結局、この編集の方は、自分がまとめサイトを読んだ時に目にした綺麗なストーリーを、皆に見せびらかしたかっただけなんでしょうね。そこに本当に何があったのか、何故こんなありふれた話がネット上で大人気になったのか、その理由を知ろうともしない。
せっかく、自分の声が多くのひとに届く手段を持っているのに、自分が伝えるものがどういう意味を持っていくのか、そのことも考えていないようなら宝の持ち腐れと言う他ないですね。

ちなみに、何度か書きましたが、この話がフィクションなのかノンフィクションなのかについては、僕はあまり興味ないんです。どっちだっていいよ、と。
ただ、そこで2ちゃんねらーが彼に届けたかった言葉だけは明らかに本物だった。その本物の言葉こそ、僕は世の中のひとに知って欲しいと強く思うのです。
by tanglewire | 2005-01-06 11:26 | etc.
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